「イベント研究」第3号の発刊にあたって

 

 一般社団法人日本イベントプロデュース協会
理事長 清水 卓治
 
 本協会の会員の皆さまの多くのご支援を頂きまして、ここに「イベント研究第3号」が発刊されます。この研究論文集の編集とその業務をお引受けいただいた本協会の担当の「イベント総合研究所」の方々のご努力に、会員の皆様の喜びとともに、深く感謝の意を表したいと思います。
 
 1986年に本協会は社会的・時代的要請の中で設立をしました。その後、10周年(1996年)記念として「イベント総合研究所」(平野繁臣初代所長)を開設しました。その折に「イベント研究第1号」を発刊しました。
 
 「イベント」の持つ社会的な「機能と役割」を正しく理解と評価をして「イベントの健全な発展」を目指して私たちは地道な努力をつづけてきました。これまで、どれ程の相互の研鑽につながったかと感慨深いものがあります。
 
 私たち業者は、イベントの進歩のために、あらゆるイベントに関する技術の高度化に努力し、社会の多様な要請に応えられるよう努めて参りました。この中で、イベント産業のさまざまな技術と知識をイベントの専門的な高等教育機関への提供も急務となって参りました。このような折に、積極的にイベント研究に取り組まれる方々が増えてきましたことに注目したいと思います。論文の作成には厳しい基準を設定したのもこのような社会的要請です。研究論文の作成の研究会の開催とご指導、さらに度重なる査読お受けいただいた諸先生に深く感謝とお礼を申し上げます。
 
 この研究論文集を会員の皆様と一緒に喜びたいと思います。